ADHDについて
こんばんは。
12月ももう中旬になってしまった。この前12月になったばっかじゃん。
1日飛び越えて一気に14日に飛んでしまった気分だ。何にも楽しいことしてなかったと思う。もったいない。
そんなことで、今日はADHDになった時の私の気持ちについて書きたいと思う。
ネット上を探せばいくらでもADHDの記事なんてあるけど、ADHD当事者として私の声を世の中の片隅に残しておきたいから、ここに残す。
まず、ADHDとはなんぞやということで、一度おさらいをしてみようと思う。
ADHD、正式名称は注意欠如多動性障害。
アスペルガーとかADSとかと同じ発達障害の1つで、先天性の生まれ持った障害である。決して後天性じゃない為、親の躾の育て方が悪かったとかそんなんじゃない。
主な症状では、多動性、不注意、衝動性と大きく分けられる。
私の場合でいうと、不注意が圧倒的な差を占めている。不注意の特徴を言えば、
・忘れ物が多すぎる、ケアレスミスが多い
・1つのことに集中してても、他のことに気が散りやすい
・時間管理ができない
・段取りよく物事を進めることが出来ない
・周りが賑やかだと相手の話が聞けない。だから、話が理解出来ない
・計画通りに動けない
・片付けが出来ない
以上のことが挙げられる。私は、この症状に加え、多動性のじっとしていられないところ(絶対に体の一部が動いている)、衝動性の思ったことをすぐ口に出してしまうところがある。
これらが、ADHD当事者の一例(私)である。一例であって、同じADHDの人でも症状が違う。
私がADHDだと診断されたのは、今年の7月。夏の暑い日だった。会社から、精神科か心療内科に行きなさいと言われ、病院に行ったのがきっかけだ。
それまで、私は入社時から同じ様なミスを何回も数え切れないほど繰り返した。
何度言われても克服できない。すぐ忘れてしまう。忘れてしまうのが出来ない一番の要因だった。
その当時、私は全然メモを取らなくて、上司からも、先輩からもメモを取りなさいと言われた。小さいメモを持ち歩いたり、メモ書くものを1つにして、無くさない様に机に貼りなさいと言われていた。
だが、メモ取ること自体を忘れてしまったり、書いた紙をどっかに無くしてしまったことが日常茶飯事にあった。
また、会社は1日静かな場所ではない。電話がなったり、その電話を対応している声、上司と部下の会話、来客対応、そんな中でも上司の指示をしっかり聞いて理解することは当たり前に出来ないといけない。定型だったら普通にこなせること。
でも、私はそんなこと出来なかった。電話がなればその音に気を取られる。周囲で話が始まれば、そっちに集中してしまう。笑い声が聞こえて話に集中できない。こんなことだから、指示されても違うものが出来上がることも良くあった。解釈違いも多すぎた。
そんな私を見かねて、上司も先輩も改善策を色々考えてくれた。申し訳ないくらいに。
私も、頑張って改善しようとやった。だけど、毎回失敗した。教えてもらって、失敗するのが当たり前のようになっていった。そんなことが毎回だから、上司からも何でこんなことが出来ん?指示あげても何でこんな違うものができるわけ?
何で?何で?何で?失敗するたびに言われ、私も毎回自分を責めて悔やんだ。
帰りの車では、1人泣いてクズだ!本当に会社に迷惑かける、みんなに嫌われる毛虫だと責めまくった。
私のやってしまったことは本当にクズだと思うけん、消しゴムのカスをパッと捨てるように、私をパッと切ってくれと思ったりもした。正直鬱の手前じゃないかってくらい辛かった。
そんな時、ADHDだということが分かった。会社から病院行けって言われる前に、自分でもネットで調べて、ADHDなんじゃないかと考えていた。でも、いざ正式に診断されるとすごいホッとした気持ちになった。
私は、発達障害を持っているから定型の人ができることが出来なかったんだと分かったのが嬉しかった。
ただ、それと同時に自分が早く発達障害だってこと分かってたら、こんなに迷惑をかけることは無かったんじゃないかと申し訳ない気持ちも一緒に込み上げてしまった。情けなかった。
でも、診断しないでこのままずっと自分を追い詰めていたら、完全に鬱になっていたかもしれない。だから、私は診断を受けて良かったと思う。
自分がADHDだと知らなくて、出来ないことが多すぎて悩んでいる人もたくさんいるだろう。
おんなじことで悩んどるって思った人がおったら、病院に行って欲しいと思う。
だが、精神科とか心療内科とか聞いて、行きたくない怖いって思う人もおると思う。私もそうだったけん。そんな人も勇気を出して一歩踏み出して欲しい。
抱え込むのは良くない。こういうことは1人で抱え込まんで欲しい。
以上が、私がADHDと診断された私の気持ちである。
なんか書いとって文章まとまってないな、伝わるのかこれは…って思ったりしたが、少しでも多くの人の目に届きますように。
これからも、ADHD当事者としてADHDのことについて書いていこうと思う。
私自身も、もっと勉強せんといけん。